声優を目指すなら飲み物を選ぼう。練習・収録時に使える知識

声優業を目指しているのであれば、喉を大切にするため方法や知識を覚えておきましょう。 収録時などにも使えるマメ知識も含めて飲み物の選び方をオススメします。 普段の練習から意識してみてください。
声優を目指すなら飲み物を選ぼう。練習・収録時に使える知識

オススメの飲み物

まずは、おすすめの飲み物をご紹介します。
声優が実際に使っているものと、その理由をそれぞれ解説します。

  • 温かい・常温の飲み物
  • ホットレモネード
  • 常温のスポーツドリンク
  • ココア

温かい飲み物や常温の飲み物は大前提

温かい飲み物や、常温(18~25度)の飲み物を用意するのは大前提です。
理由としては、喉の柔らかさを保つため。
現役声優の友人で、コンビニなどで買うときはホットコーナーから探す癖がついた人もいました。

基本的に良い発声は、喉のコンディションが悪い状態では出せません。
冷たいものを飲むと、寒いときに体が縮こまるように、喉も収縮してしまい伸びやかな声が出しづらくなります。
また、固くなると発声時の摩擦が増え、炎症を起こしやすくなり怪我の原因となります。

水は、基本的に毎回新品のペットボトルを

常温の水を用意する場合は、毎回新品のペットボトルを用意しましょう。
水道水を水筒や、使い終わったペットボトルに入れて持ち歩く場合は「細菌」のリスクが増えます。
そのため、無菌状態で保存されたものであれば、その点の不安がなくなります。

声優の命である喉に細菌感染してしまったら声が出せなくなったり、収録時に他の演者に迷惑をかける事になりかねません。
余談ですが、水と同様にマスクなども使い回さず毎回新しいものを使うようにしましょう。

ホットレモネード

レモンのビタミンCと蜂蜜を含む飲料で、抗炎症作用が期待できます。
また、レモンに含まれるクエン酸の殺菌作用で、細菌感染のリスクを減らすことが出来ます。

ただし飲み過ぎには要注意。
ビタミンCの摂り過ぎは唇などが荒れたり、下痢になる可能性があるため他のビタミン剤と併用は避けましょう

常温のスポーツドリンク

水分補給で代表されるスポーツドリンク。
こちらは夏季におすすめです。

冬季の場合、発汗が抑えられ塩分過多により余計に喉が乾いてしまう可能性があります。
スタジオの中が暑い場合はスポーツドリンクも選択肢として持っているのは良いかもしれません。

ココアは風邪予防にもなり◎

ココアには適量の糖分や、ポリフェノール、油分などがあり、喉の健康維持の点でも良い飲み物です。
風邪は声優の天敵なので注意して損はありません。
また、ココアに含まれる油分によって喉の油膜保護にも役立ちます。

避けたほうがいい飲み物

避けたほうがいい飲み物
ボイストレーニングをするときの水分ですが、いくつか避けたほうが良いものがあります。

  • 冷たい飲み物
  • 烏龍茶・プーアル茶など
  • コーヒー
  • カフェイン飲料
  • 刺激が強い飲み物
  • お酒
  • 牛乳や乳製品

基本的に刺激物を避けるようにしましょう。

冷たい飲み物を避ける理由

声優を目指している人は、絶対にとはいいませんがなるべく常温の飲み物を飲むように心がけましょう。
冷たい飲み物を飲むと、喉のコンディションが悪くなる事があるので収録時は特に向いていません。

烏龍茶やプーアル茶は油膜をなくす

烏龍茶やプーアル茶には脂肪を分解する成分が含まれており、ここ10年ほどで黒烏龍茶などのダイエット烏龍茶も出てきています。
ダイエットには良いのですが、喉にとっては逆効果。
油がなくなると保湿力が弱くなり、乾燥したり、傷がつきやすくなるなどデメリットが多いです。

ダイエットは油を分解するものに頼らずインナーマッスルのトレーニングなどの運動で行うようにしましょう。

コーヒーやカフェイン飲料は刺激が強い

カフェインは少量であれば問題有りませんが、コーヒーやエナジードリンクのようなカフェイン飲料には多く含まれており、喉にあまり良く有りません。
同様の理由で緑茶もカフェインレスの物を選ぶほうが良いですね。

また、カフェイン飲料は利尿作用があり、水分補給をしたつもりが喉の水分がなくなっていた、という結果になりかねません。
収録時などにトイレが近くなるなどのデメリットもあるので、基本的には避けましょう。

刺激が強い飲み物

辛い飲み物や、酸味が強い100%オレンジジュースなど、嗜好品飲料は刺激が強いものが多いです。
普段から飲みすぎには注意しつつ、収録時は避けましょう。

また、お酒は「酒やけ」と言われる症状もあるように、喉の調子を崩しやすい飲み物の代表格です。
利尿作用だけではなく、通常の呼気よりも多くの空気が移動することにより、喉の水分が一気に奪われ、さらに追加で刺激が加わるなど。悪い条件が揃っています。
収録前はもちろんのこと、喉を酷使するボイストレーニングを行った後などもお酒はなるべく控えましょう。

牛乳や乳製品は収録前を避ける

普段の飲み物としては問題有りませんが、直前や収録中に飲むのは避けましょう。
牛乳・乳製品は粘度が高く喉にはりつく状態になると、発声を行っているときに端が絡んでしまうなどのリスクがあります。

ペットボトルと紙パックどちらがいい?

実際に声優の仕事をしたことがある人はご存知でしょうが、収録時は基本的にペットボトルになります。
練習でスタジオを使う人も、基本的にペットボトル以外持ち込みが出来ないので、普段から本番に向けてクセづけて置くのが良いですね。

直前まで飲んでおくものなどであれば紙パックでも問題有りません。
最近は蓋付きの紙パックなどもあるので、そういった飲み物を意識して選ぶのも良いでしょう。

油やからあげが喉に良いという噂と実際

からあげは咽喉頭粘膜を傷つける可能性があるので実はNG。
普段からタンパク質をとるようにして、調子を整える意味では良いですが収録前に食べるなどは逆効果になる可能性も。
どうしても食べるなら柔らかくなったスーパーやコンビニの唐揚げが良いと考えられます。

さらに、オリーブオイルを直のみする声優もいますが、一時的に厚い油膜が張られ良くなったと錯覚するため、後ほど取り返しがつかない可能性がありますので、避けましょう。
健康被害などが出るなどもありますので、飲料として油を飲むのはやめましょう。

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